経済的

新しい家で過ごす夫婦

賃貸物件選びで、まず優先的に考慮される条件の一つに、駅をはじめとした、公共交通機関へのアクセスの容易さが挙げられます。
現代社会において人間の足となる移動手段の確保は、個々人にとって重要かつ不可欠です。
毎日の通勤、通学、買い物などの所用で、頻繁な移動を余儀なくされます。
それに要する時間をできるだけ短くすることで、その分他に振り向けられる時間が増え、限られた1日の時間を有効に活用することができます。
また、長い移動は肉体的精神的にもストレスとなります。
こうしたことから、駅近と呼ばれる物件は常に人気があります。
具体的には、駅から5分以内、というのを売り物にしていることが多く、広告のうたい文句でもよく見られます。

かつては、中心部から離れた郊外の物件が持てはやされた時もありました。
閑静である、高台で眺めがよい、自然に囲まれているなど、環境面のよさがアピールされたのです。
しかし、こうした場所は、駅などから遠く利便性という点では、疑問符がつきます。
実際、若いうちはよかったものの、年をとって移動が大変になった、という人も多いのです。
また、近くのお店の閉店で、俗に言う買い物難民と呼ばれる人たちも発生し、より移動距離が長くなってしまうところも出てきました。
こうしたこともあり、今では中心部回帰とも言える現象が生まれ始めています。
そのニーズに合わせて、駅近物件の供給数も増えています。
郊外に住んでいたシニアの人たちが、買い物などがよりしやすい、駅近賃貸物件に引越す、といったことも少なくありません。